ジルコニアとCADCAM冠の違い2024/08/28(水)
大分市わさだの歯医者、たけお歯科クリニックの院長 武生智です。
今回は、「ジルコニアとCADCAM冠の違い」についてお話をしていきます。
【目次】
1.冠とは何か?
2.ジルコニア冠の特徴
3.保険適用のCADCAM冠の特徴
4.ジルコニア冠とCADCAM冠の主な違い
5.各種冠の選択時のポイント
6.症例ごとのおすすめ
7.まとめ
1.冠とは何か?
歯冠修復とは、虫歯や事故による大きな損傷があった歯を修復するために、人工の「冠」をかぶせる治療のことを指します。
この治療には様々な材質の冠が使用され、それぞれに特性と費用の違いがあります。
2.ジルコニア冠の特徴
ジルコニア冠は、高い美観と耐久性を持つことで知られています。
ジルコニアはセラミックスの一種で、自然な透明感と色合いが得られ、特に前歯の修復に適しています。
また、金属アレルギーの心配がないため、金属のアレルギー持ちの方にも推奨されます。
3.保険適用のCADCAM冠の特徴
CADCAM技術を用いた冠は、コンピューターによる設計と製造により、高精度で迅速に作製可能です。
保険適用のCADCAM冠は、主に金属をベースとした材料で作られ、コストパフォーマンスに優れていますが、ジルコニアに比べると見た目の自然さに欠ける場合があります。
4.ジルコニア冠とCADCAM冠の主な違い
ジルコニア冠とCADCAM冠の最も大きな違いは、材質の美観性とコストです。
ジルコニアは美しさと機能性が高く評価されますが、価格が高めです。
一方で、CADCAM冠は保険適用が可能で、経済的な選択が可能ですが美観性に劣ることがあります。
5.各種冠の選択時のポイント
冠を選ぶ際は、治療する歯の位置、費用、期待する耐久性と美観、そして金属アレルギーの有無を考慮することが重要になります。
治療計画を立てる際には、これらの要素を歯科医師としっかりと話し合い、最適な選択を行うようにしましょう。
6.症例ごとのおすすめ
前歯のような目立つ部分ではジルコニア冠の使用をお勧めしますが、奥歯やコストを抑えたい場合にはCADCAM冠も1つの選択肢となります。
個々の状況に応じて、最適な材料を歯科医師と相談してみてください。
7.まとめ
ジルコニア冠と保険適用のCADCAM冠は、それぞれにメリットとデメリットがあります。
美観性、耐久性、コスト、治療箇所の位置など、多角的に検討し、自分に合った最適な選択をすることが大切です。
より詳しい情報や相談が必要な場合は、歯科医師にご相談ください。
当院でもジルコニア冠、またCADCAM冠での治療を行っております。
治療のことで何か気になることがありましたら、当院までお気軽にご相談くださいませ。