シーラントって何?2024/07/26(金)
大分市わさだの歯医者、たけお歯科クリニックの院長 武生智です。
今回は、「シーラントって何?」についてお話をしていきます。
【目次】
1.シーラントとは何か?
2.シーラントの必要性
3.シーラントの流れ
4.シーラントのメリットと潜在的リスク
5.シーラントの費用と持続性
6.シーラント施術を受けるべき人
7.シーラントの注意点
8.まとめ
1.シーラントとは何か?
シーランとトは、歯の奥の深い溝(裂溝)に塗布するプラスチック素材のことを指します。
主に、虫歯のリスクが高い乳歯や永久歯の咬合面に行うもので、シーラントをすることで歯の溝に食べ物の残りカスがたまったり細菌が侵入するのを防ぎます。
この処置が将来的な虫歯を防ぐ助けとなります。
2.シーラントの必要性
多くの虫歯は、歯ブラシの届きにくい歯の溝が深く狭い場所でよく発生します。
普通の歯ブラシではこういった溝が深く狭い部分の清掃は困難なため、シーラントによって深さをうめたり形を変えることで虫歯のリスクを大幅に低減させることができます。
特に子供の歯はエナメル質が成人に比べて脆いため、早期の予防措置としてシーラントを処置することが推奨されます。
3.シーラントの流れ
シーラントの処置は非常に簡単かつ迅速に行うことができます。
まず対象の歯をきれいに清掃し、乾燥させます。
次に薬剤を塗布して歯の表面を準備しシーラントを塗布します。
最後に、光硬化装置でシーラントを固めることで、処置は完了となります。
4.シーラントのメリットと潜在的リスク
シーラントの最大のメリットは、その効果的な虫歯予防能力です。
適切に施術されたシーラントは、数年間効果を持続させることができます。
ただし処置後にシーラントが剥がれるリスクもあり、定期的な歯科検診でのチェックが必要となります。
5.シーラントの費用と持続性
シーラント処置は保険適用にておこないます。
持続性に関しては、通常、3~5年間はその効果を保つことができると言われています。
6.シーラント施術を受けるべき人
主にお子様がシーラントの処置対象となりますが、虫歯のリスクが高い成人にも推奨されます。
特に新しい永久歯が生えたばかりのお子様や過去に虫歯治療を多く受けた人には、シーラントが非常に有効です。
7.シーラントの注意点
シーラント施術後であっても過信せず日常の口腔内のケアを怠らないことが重要です。
シーラントは虫歯予防には効果的ですが、歯茎の病気や他の口腔内のトラブルは保護できません。
定期的な歯科検診、また日々の正しい歯磨きやフロス使用が大事になりますので、虫歯予防のために必ずハミガキ、フロスをするようにしましょう。
8.まとめ
シーラントは、特に子供の虫歯予防に非常に効果的です。
もしシーラントについてご興味があったり、処置を受けられてみたい場合は、お気軽に当院までご相談ください。
当院では虫歯予防のためにシーラントはもちろん定期検診などにも力を入れております。
お口や歯のことで何かありましたら当院までご連絡くださいませ。