プレオルソは何歳から始めたらよいか2023/05/12(金)
大分市わさだの歯医者、たけお歯科クリニックの院長 武生智です。
今回は、「プレオルソは何歳から始めたらよいか」についてお話をしていきます。
目次
- プレオルソとは?
- 何歳から始めるべきか?
- プレオルソのメリット
- プレオルソのデメリット
- プレオルソの治療期間
- 費用について
- プレオルソを始める際の注意点
- プレオルソ後のケア
- プレオルソと一般的な矯正治療の違い
- プレオルソが適用できるケース
- まとめ
プレオルソとは?
プレオルソとは、歯並びや顎の成長を予防的に調整する歯科矯正治療のことを指します。
プレオルソは、子どもの歯並びが悪くなる前に、予防的に矯正を行うことで、将来的な歯並びの問題を軽減することが目的とされています。
何歳から始めるべきか?
プレオルソは、おおよそ4~9歳の間が適切な開始年齢とされています。ただし、子どもの発育や歯並びの状態によっては、早めに始めることが望ましい場合もあります。
まずは、歯科医師と相談して、適切な時期を見極めることが大切です。
プレオルソのメリット
プレオルソには、以下のようなメリットがあります。
- (1) 予防的に歯並びを調整することで、将来的な矯正治療の負担を軽減できます。
- (2) 顎の成長を適切に誘導することで、顔のバランスを整えることができます。
- (3) 悪い癖や口呼吸を改善することで、将来的な歯周病や虫歯のリスクを低減できます。
プレオルソのデメリット
一方で、プレオルソには以下のデメリットも存在します。
- (1) 治療費がかかる
- (2) 治療期間が長く、継続的な通院が必要となる
- (3) 効果が個人差があり、必ずしも理想的な結果が得られるわけではない
プレオルソの治療期間
プレオルソの治療期間は、子どもの成長や歯並びの状態によって異なります。
一般的には、永久歯が生えそろうまだが目安とされていますが、個々の状況によっては、治療期間が短くなることもあります。
治療期間については、歯科医師と相談して決定することが望ましいです。
費用について
プレオルソの費用は、治療内容や期間によって変わります。
治療費は、数万円から数十万円程度となることが一般的です。保険適用外の治療であるため、自由診療となりますが、各歯科医院で分割払いやローンの対応がある場合もあります。
費用に関しては、事前に歯科医院に相談しておくことが重要です。
プレオルソを始める際の注意点
プレオルソを始める際には、以下の点に注意が必要です。
- (1) 経験豊富な歯科医師を選ぶ
- プレオルソは専門性の高い治療のため、経験豊富な歯科医師に相談しましょう。歯科医師の選び方については、口コミやインターネットで情報収集を行い、信頼できる歯科医院を見つけることが大切です。
- (2) 定期的な通院とケア
- プレオルソ治療中は、定期的に歯科医院へ通院し、治療の進行状況を確認することが重要です。また、家庭での歯磨きやマウスピースのケアも怠らず、正しい口内ケアを続けましょう。
- (3) 子どもとのコミュニケーション
- 治療中の子どもが不安や痛みを感じることがあるため、親御さんと歯科医師が連携し、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。子どもが治療に対するモチベーションを保つためにも、治療の意義や進行状況を適切に伝えることが重要です。
プレオルソ後のケア
プレオルソ治療が終了した後も、以下のケアが必要です。
- (1) 定期検診
- プレオルソ治療後も、定期的に歯科医院で検診を受けることで、歯並びや顎の成長の状態を把握し、問題があれば早期に対処できます。
- (2) リテーナーの使用
- 治療後の歯並びや顎の位置を維持するために、リテーナーと呼ばれる装置を使用することが一般的です。リテーナーは、歯科医師の指示に従って適切な期間使用しましょう。
- (3) 正しい口内ケアの継続
- 治療後も、正しい歯磨きやフロスを使用した口内ケアを続けることで、虫歯や歯周病のリスクを低減し、美しい歯並びを維持することができます。また、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも、口内環境を保つ上で役立ちます。
プレオルソと一般的な矯正治療の違い
プレオルソと一般的な矯正治療には、以下の違いがあります。
- (1) 治療開始の時期
- プレオルソは、予防的な治療として4~9歳頃の子どもを対象としています。一方、一般的な矯正治療は、永久歯が生え揃った後、通常12歳頃以降に開始されることが多いです。
- (2) 治療の目的
- プレオルソは、歯並びや顎の成長を予防的に調整し、将来的な歯並びの問題を軽減することを目的としています。一般的な矯正治療は、すでに歯並びの問題がある場合に行われ、歯並びや顎の位置を改善することを目的としています。
- (3) 治療期間
- プレオルソの治療期間は、永久歯列が生えそろうまでが一般的ですが、一般的な矯正治療は、2~4年程度かかることが多いです。ただし、個々の状況によって治療期間は異なります。
プレオルソが適用できるケース
プレオルソが適用できるケースは以下のようなものです。
- (1) 乳歯の段階での歯並びの問題
- (2) 顎の成長に関する問題(例:顎の突出、顎の後退)
- (3) 悪い癖や口呼吸の改善が必要な場合
プレオルソは、これらのケースで効果的な治療方法となりますが、歯科医師と相談して、適切な治療方法を選択することが重要です。
まとめ
プレオルソは、子どもの歯並びや顎の成長を予防的に調整する歯科矯正治療であり、適切な開始年齢は4~9歳とされています。
プレオルソには、将来的な矯正治療の負担を軽減するなどのメリットがありますが、治療費や期間のデメリットも存在します。
治療を始める際には、経験豊富な歯科医師を選び、定期的な通院とケアを行うことが大切です。
また、子どもとのコミュニケーションを大切にし、治療の意義や進行状況を適切に伝えることが重要です。
プレオルソ治療が終了した後も、定期検診やリテーナーの使用、正しい口内ケアの継続が必要です。
プレオルソと一般的な矯正治療の違いや適用ケースを理解し、歯科医師と相談して適切な治療方法を選択しましょう。
子どもの歯並びや顎の成長について悩んでいる場合は、まずは歯科医師と相談し、適切な時期や治療方法を見極めることが大切です。
プレオルソによって、子どもの将来の歯並びや顎の成長に対する悩みを軽減することができるかもしれません。
当院ではプレオルソ矯正に力を入れておりますので、もしお子様の歯並びでお悩みの際にはお気軽にご相談ください。
この記事が、プレオルソ治療に関する情報提供として、多くの方々に役立つことを願っています。