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インビザラインが苦手な症例について2026/02/12(木)

大分市わさだの歯医者、たけお歯科クリニックの院長 武生智です。

今回は、「インビザラインが苦手な症例について」についてお話をしていきます。

 

【目次】

1.インビザラインとはどんな矯正治療か

2.なぜ「インビザラインが向かない症例」があるのか

3.インビザラインが苦手な症例① 重度の歯列不正

4.インビザラインが苦手な症例② 大きな骨格的問題がある場合

5.インビザラインが苦手な症例③ 抜歯を伴う難症例

6.インビザラインが苦手な症例④ 歯の回転・挺出・圧下が大きい場合

7.インビザラインが苦手な症例⑤ 咬み合わせのコントロールが難しい場合

8.インビザラインが苦手になりやすい患者さんの特徴

9.ワイヤー矯正との使い分けが重要な理由

10.インビザラインでも対応可能なケースとは

11.後悔しないための矯正治療の選び方

12.まとめ

 

1.インビザラインとはどんな矯正治療か

インビザラインは、透明なマウスピース(アライナー)を段階的に交換しながら歯を動かしていく矯正治療です。

目立ちにくく、取り外しができ、痛みが比較的少ないことから、近年非常に人気の高い治療法となっています。

しかし、「インビザライン=どんな歯並びでも治せる万能な矯正」というわけではありません。

実際の臨床では、インビザラインが得意な症例と、そうでない症例がはっきり存在します。

この点を正しく理解せずに治療を始めてしまうと、

 

・思ったように歯が動かない

・治療期間が延びる

。最終的な仕上がりに不満が残る

 

といったトラブルにつながることがあります。

 

2.なぜ「インビザラインが向かない症例」があるのか

インビザラインは、

 

・マウスピースによる弱く持続的な力

・歯の表面に装着するアタッチメント

・デジタルシミュレーションに基づく計画

 

によって歯を動かします。

そのため、

 

・大きな力が必要な動き

・骨格そのものを大きく変える必要がある場合

・三次元的な複雑な歯のコントロール

 

が必要な症例では、ワイヤー矯正に比べて不利になることがあります。

 

3.インビザラインが苦手な症例① 重度の歯列不正

歯のガタガタ(叢生)が非常に強い症例では、

 

・歯の移動量が大きくなる

・歯の回転や傾斜のコントロールが難しい

 

といった理由から、インビザライン単独では治療が難しくなることがあります。

 

特に、

 

・歯が大きくねじれている

・歯が大きく前後にずれている

 

場合、アライナーがうまくフィットせず、計画通りに動かないケースも少なくありません。

 

4.インビザラインが苦手な症例② 大きな骨格的問題がある場合

以下のような骨格性不正咬合は、インビザラインが苦手とする代表例です。

 

・骨格性の出っ歯(上顎前突)

・骨格性の受け口(下顎前突)

・上下顎のズレが大きい場合

 

これらは、歯の位置だけでなく顎の骨の位置そのものに問題があります。

インビザラインは歯を動かす治療であり、骨格を根本的に変えることはできません。

このような症例では、

 

・ワイヤー矯正

・外科矯正(顎の手術)

 

との併用が必要になることがあります。

 

5.インビザラインが苦手な症例③ 抜歯を伴う難症例

抜歯矯正自体がインビザラインで不可能というわけではありません。

しかし、以下のようなケースでは難易度が高くなります。

 

・抜歯スペースが大きい

・前歯を大きく後退させる必要がある

・咬み合わせの調整も同時に必要

 

インビザラインは、歯を「少しずつ動かす」ことは得意ですが、歯列全体を大きく引き締めるような動きは、ワイヤー矯正の方が確実な場合があります。

 

6.インビザラインが苦手な症例④ 歯の回転・挺出・圧下が大きい場合

歯の動きにはさまざまな種類があります。

 

・回転

・傾斜

・挺出(歯を引き上げる)

・圧下(歯を沈める)

 

この中でも、大きな回転・挺出・圧下は、インビザラインが苦手とする動きです。

 

特に、

 

・犬歯の大きな回転

・奥歯を大きく沈める必要があるケース

 

では、ワイヤー矯正の方が正確にコントロールできます。

 

7.インビザラインが苦手な症例⑤ 咬み合わせのコントロールが難しい場合

 

・咬み合わせが深い(過蓋咬合)

・咬み合わせが浅い(開咬)

 

といった症例では、上下の歯の接触関係を細かく調整する必要があります。

インビザラインは咬合の微調整が難しい場合があり、

 

・咬み合わせが安定しない

・前歯だけが当たる

・奥歯が噛まない

 

といった問題が起こることがあります。

 

8.インビザラインが苦手になりやすい患者さんの特徴

症例だけでなく、患者さん側の要因も重要です。

 

・1日20時間以上の装着が守れない

・装着忘れが多い

・食事や間食の回数が多い

・マウスピース管理が苦手

 

インビザラインは「患者さんの協力度」に大きく左右される治療です。

装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かず、結果的に失敗につながります。

 

9.ワイヤー矯正との使い分けが重要な理由

ワイヤー矯正は、

 

・力のコントロールがしやすい

・三次元的な歯の移動が得意

・難症例にも対応しやすい

 

という強みがあります。

一方、

 

・見た目が目立つ

・清掃が大変

 

というデメリットもあります。

 

どちらが良い・悪いではなく、症例に合っているかどうかが最重要になります。

 

10.インビザラインでも対応可能なケースとは

インビザラインが得意な症例は以下です。

 

・軽度~中等度の歯列不正

・前歯のガタつき

・すきっ歯

・矯正後の後戻り修正

・非抜歯で対応可能なケース

 

これらは、インビザラインのメリットを最大限に活かせる症例です。

 

11.後悔しないための矯正治療の選び方

矯正治療で後悔しないためには、

 

・精密検査をしっかり行う

・インビザラインの限界も説明してもらう

・ワイヤー矯正との比較を聞く

・ゴールイメージを共有する

 

ことが非常に大切です。

「目立たないから」「流行っているから」という理由だけで治療法を選ぶのは危険です。

 

12.まとめ

インビザラインは非常に優れた矯正治療ですが、すべての症例に万能ではありません。

特に、

 

・重度の歯列不正

・骨格的な問題

・抜歯を伴う難症例

・大きな歯の回転や咬合調整

 

では、ワイヤー矯正や併用治療が適している場合があります。

大切なのは、「インビザラインで治したい」ではなく、「自分にとって最適な治療は何か」を考えることです。

たけお歯科クリニックでは、インビザラインが適しているかどうかを含め、一人ひとりに合った矯正治療をご提案しています。

矯正治療をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

後悔しない選択を、一緒に考えていきましょう。

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