矯正と顎関節症について2025/08/06(水)
大分市わさだの歯医者、たけお歯科クリニックの院長 武生智です。
今回は、「矯正と顎関節症について」お話をしていきます。
【目次】
1.矯正治療とは
2.顎関節症とは
3.矯正治療が顎関節症に与える影響
4.顎関節症を予防するための矯正治療
5.顎関節症の症状とその対処法
6.矯正治療と顎関節症の関係を考慮した治療法
7.まとめ
1.矯正治療とは
矯正治療は、歯並びや噛み合わせの不正を治す治療方法で、主にブラケットやマウスピースを使用して歯を正しい位置に移動させます。
歯並びが整うことで、美容的な効果だけでなく、噛み合わせが改善され、口腔内の健康にも良い影響を与えます。
さらに、矯正治療は口腔機能の向上や、咀嚼効率の改善、発音の改善にもつながることが知られています。
2.顎関節症とは
顎関節症(TMJ障害)は、顎の関節(顎関節)やその周囲の筋肉に問題が生じ、顎の動きに痛みや不快感を伴う状態を指します。
顎関節症は、噛み合わせの不調やストレス、歯ぎしり、食いしばりなどによって引き起こされることがあります。
顎関節症の症状には、顎の痛み、顎の動きの制限、口を開けたときに「カクカク」と音が鳴る、頭痛や肩こりなどが含まれます。
3.矯正治療が顎関節症に与える影響
矯正治療を行うことで、噛み合わせが改善されるため、顎関節にかかる負担が軽減され、顎関節症の症状が改善されることがあります。
噛み合わせの不正が顎関節に不均衡な圧力をかけ、筋肉や関節にストレスを与えるため、矯正治療によって正しい噛み合わせを作ることは、顎関節症の予防や改善に役立つ可能性があります。
一方で、矯正治療の過程で歯が動くことによって一時的に顎関節にストレスがかかることもあります。
そのため、治療中に顎関節症の症状が悪化することがあるため、治療計画には顎関節の健康を考慮することが重要です。
4.顎関節症を予防するための矯正治療
顎関節症を予防するためには、矯正治療の際に患者さんの噛み合わせを慎重に調整することが重要です。
特に以下の点に注意することが推奨されます。
・治療計画の段階で顎関節の健康を考慮
治療前に顎関節の状態をチェックし、必要に応じて顎関節症の予防策を講じることが大切です。
例えば、顎関節に過度の負担がかからないように、噛み合わせの調整を行います。
・無理のない歯の移動
矯正治療の過程で歯を急激に動かすことは顎関節に負担をかける可能性があるため、歯を適切なペースで動かすことが重要です。
・顎の筋肉のリラクゼーション
顎関節症の原因となる筋肉の緊張を緩和するために、リラクゼーションやマッサージを取り入れることが有効です。
また、ストレスが原因となることもあるため、ストレス管理にも気を付ける必要があります。
5.顎関節症の症状とその対処法
顎関節症の代表的な症状には以下があります。
・顎の痛みやこわばり
顎を動かすと痛みを感じることがあります。
この場合、過度の負担をかけないように注意が必要です。
・口が開かない、または動きに制限がある
顎を開けるのが辛い、または食べ物を噛むときに顎がスムーズに動かないことがあります。
・顎のカクカク音
顎を動かす際に音がすることがあります。これが顎関節症の兆候の一つです。
これらの症状に対しては、早期に診断を受けることが重要です。
軽度の場合は、顎を休めることや、温熱療法、ストレス管理、マウスピースの使用などで改善されることが多いですが、症状が重い場合は、専門的な治療が必要です。
6.矯正治療と顎関節症の関係を考慮した治療法
矯正治療を行う際には、顎関節症のリスクがある患者さんに対しては慎重に治療計画を立てることが求められます。
以下の方法で顎関節症のリスクを軽減することができます。
・顎関節を守るマウスピースの使用
治療中に顎関節を守るためのマウスピースを使用することで、顎関節への圧力を軽減できます。
・治療後のメンテナンス
矯正治療後も、顎関節の健康を保つために定期的にチェックを行い、問題があれば早期に対処します。
7.まとめ
矯正治療と顎関節症には密接な関係があります。
矯正治療によって噛み合わせが改善され、顎関節にかかる負担が軽減されることがありますが、治療過程で顎関節に負担がかかることもあります。
顎関節症を予防するためには、治療前から顎関節の状態をしっかりと確認し、適切な治療計画を立てることが重要です。
また、治療後も顎関節の健康を維持するために定期的なチェックが必要です。
当院でもマウスピース矯正を行っておりますので、何か気になることがありましたらお気軽にご相談くださいませ。
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