矯正で歯は抜かないといけないのか?2024/06/14(金)
大分市わさだのたけお歯科クリニック院長、武生智です。
今回は「矯正で歯は抜かないといけないのか?」についてお伝えしていきます。
【目次】
1.歯列矯正とは?
2.矯正治療でなぜ歯を抜くことがあるのか?
3.抜歯を避けるための条件
4.抜歯が必要なケースとその理由
5.抜歯が推奨される理由
6.抜歯をしない矯正治療の可能性
7.抜歯後のリスクと対策
8.まとめ
1.歯列矯正とは?
歯列矯正治療は、不正咬合を矯正し、機能的かつ美的に理想的な歯並びを目指す治療です。
歯列矯正をして歯並びや咬み合わせの問題を解決することで、むし歯になる歯を減らすことにも繋がり、将来的なお口の健康にも繋がる治療であると言えます。
2.矯正治療でなぜ歯を抜くことがあるのか?
当院では基本的に歯を抜く矯正治療は行わず、できる限り非抜歯での矯正を行います。
ただ口腔内の状況によっては、空間の不足が原因で歯を抜く必要があるケースもあります。
特に、重度の歯列不正や顎の大きさに問題がある場合、スペースを確保するために歯を抜くことが推奨されることがあります。
3.抜歯を避けるための条件
抜歯を避けるためには、早期に矯正相談を行うことが重要です。
小児期の成長期に矯正治療を開始することで、顎の成長を利用してスペースを作り出すことが可能だからです。
小児の内は歯が動きやすく、成長を利用して空間を作り出すことができ、成人になってからの矯正より負担が少なく済みます。
矯正をお考えの場合は、是非お早めの矯正をご検討ください。
4.抜歯が必要なケースとその理由
抜歯が必要なケースには、口腔内について以下のような状況があります。
①極端な歯列の密集
②大きな前突(出っ歯)
③顎のサイズの不均衡
基本的には抜歯をしたくはないのですが、上記のケースでは抜歯が避けられないことがあります。
5.抜歯が推奨される理由
抜歯を推奨する主な理由としては、治療後の安定性と口腔内の健康を保つため、の2つの理由があります。
適切なスペースがあることで、歯が自然に整列しやすくなり、治療結果の維持が容易になるためです。
6.抜歯をしない矯正治療の可能性
最近では、技術の進歩により抜歯を避けつつ歯列矯正を行う方法も増えています。
特に成人矯正では、顎の拡張や微細な装置を用いることで、抜歯をしない治療が可能になることがあります。
7.抜歯後のリスクと対策
抜歯後には、適切なアフターケアが必要です。
抜歯部位の清潔保持や、定期的な診断を通じて、潜在的なリスクを最小限に抑えることが重要です。
必ず定期的に歯科医院に通うようにしてください。
8.まとめ
当院の歯列矯正は基本的に非抜歯で行います。
ただケースによっては抜歯をせざるを得ない、抜歯をしたほうが綺麗になるケースもあります。
矯正治療をご検討の際は、歯科医師と相談し、最適な治療方法を選択するようにしてください。
たけお歯科クリニックでは小児矯正、成人矯正含め、毎月たくさんの矯正のご相談を頂いており、実際に矯正治療も数多く行っております。
矯正治療をご検討の際は是非当院までお気軽にご相談くださいませ。